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【漫画】偽書ゲッターロボダークネス/原作:永井豪・石川賢 作画:西川秀明

偽書ゲッターロボダークネス 始動編 (ジェッツコミックス)偽書ゲッターロボダークネス 始動編 (ジェッツコミックス)
(2009/08/28)
西川 秀明

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そうさ・・・・・
オレ達は・・・ てめえらイデアに すべてを奪われた・・・・・・
だから・・・ 取り返すんだよ・・・ クソッタレのイデアから
奪い返すんだよ すべてを
取られちまったもの “全て”をなあっ!!

オレはっ オレ達は 奪還者(GETTER)!!!
ゲッターロボだ!!!!
(始動編第1話より)





原典ともいえる漫画版ゲッター(アニメ版との並行連載のため、ゲッターロボには所謂『原作』はありません。デビルマンと同じですね)に先駆けてこちらをご紹介します。
ゲッターロボ自体は言わずと知れた「分離・合体ロボット」系の元祖にして金字塔と言っても過言ではない作品です。本作はそのゲッターロボの「本気の偽物」とも言うべきもので、ゲッターのキャラクターや世界観を踏襲しつつ、絶妙なアレンジやアニメ・漫画版の心憎い引用が素晴らしい一作となっています。

作画担当の西川秀明氏は、もともとアニメーターとして活躍なさっていましたが、成人向け漫画を経て、少年漫画「Z MAN」等を連載、その後はヤングアニマルにてエログロバイオレンスアクション「職業・殺し屋。」(現在は続編『職業・殺し屋。斬』を連載中)を発表していらっしゃいます。
本作は、西川氏の上記の作品群のエッセンスが多分に盛り込まれ、原典の魅力と西川作品の強みの相乗効果でかなりの迫力とオリジナリティを発揮している秀作と言えるでしょう。
往々にして、別作家による超有名作品のスピンオフ・コミカライズ・リメイク等はハードルが上がりがちですが、これはゲッターファンも「こう来たか!」と唸る部分が盛り沢山。むしろ表紙を見て「これがゲッター!?なめてんのか!」と思ったオジサマ世代にこそ読んで頂きたい一作です。


では、あらすじを見てみましょう。


8年前、日本は混乱と無秩序の中へと突き落とされた。未知なるエネルギー・ゲッター線の研究者である早乙女賢の研究所が爆発事故を起こし、暴走状態のゲッター線が日本全土を覆い尽くした。日本は国としての機能を失った滅びの大地となってしまった。

これほどの大事件を引き起こした早乙女博士の目的はただ一つ。ゲッター線の根源へと到達し、その正体を確かめること。そこへ行き着くためには、ゲッター線の力を集めなければならない。そこで、力を集める手駒が必要となる。それがイデア、化物じみた容姿と能力を持った生命体である。更なる仲間を求め、イデアは優秀な人間を同志にしようと進撃を開始する。そして、同志にするに値しない人間や、早乙女博士に逆らう人間は  殺すのみ。
ここに、謎の生命体・イデアによる人類大量虐殺が始まった。

しかし、救世主が現れる。狂気の天才科学者・敷島博士の手で作られた合体ロボット「ゲッターロボ」を駆る、チームゲッター。早乙女博士の息子にして、世界を破壊した父への復讐に燃えるチームゲッター艦長・早乙女達人。
そして3人のパイロットたち。まずは3人のリーダーでイーグル号のパイロット、正義感溢れる熱血少年のリョウ。次にジャガー号のパイロットにして明晰な頭脳に狂気を潜ませるハヤト。最後にベアー号のパイロットで紅一点(ここは原典を知っている方にとっては一番の衝撃)、心優しい美少女ムサシ。

イデアが、そして早乙女博士が人類の手から奪い去ったものを取り戻すために、今日も闘いのゴングが鳴る。




以上があらすじになります。現在、いわば0巻にあたる「始動編」、リョウを中心にした1巻、ハヤトを中心にした2巻、ムサシを中心とした3巻が発売されております。

さて、上記の通り、本作最大の特徴は大胆すぎる登場人物のアレンジ。メイン3名は、もはや外見的な原型を止めておりません。では、実際に相違点を見てみましょう。


①リョウ(原典では流竜馬)・・・始動編&1巻表紙
偽書ゲッターロボダークネス 1 (ジェッツコミックス)偽書ゲッターロボダークネス 1 (ジェッツコミックス)
(2010/04/28)
西川 秀明

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原典に比して明らかに若くなっています。誰だこいつ。10代前半の少年のような外見で、普段は明るく無邪気なキャラクターです。どちらかといえばアニメ版の竜馬に近いのですが、アニメ版竜馬のような優等生の要素は欠片もありません。基本的にガサツですが、より少年らしさを前面に押し出したキャラクターとなっています。このあたりに、かつて少年漫画を書いていた西川先生らしさを彷彿とさせますね。というか昔西川漫画のキャラクターにいたような・・・ちなみに、戦闘中の容赦のなさは漫画版竜馬の血の気の多さに通ずるものがあります。

しかしながら、チームゲッターの仲間との友情を大切にし、多くの人々を守るために闘うことができる情の厚さと正義感の強さは原典の竜馬と共通しています。よく漫画版チームゲッターは頭のおかしい奴ばかりだと言われているようですが、(そしてそういう一面があることは否定できませんが。特に隼人。)描写や行動が過激になることがあるだけであって、正義感に溢れた奴らですよ。



②ハヤト(原典では神隼人)・・・2巻表紙
偽書ゲッターロボダークネス 2 (ジェッツコミックス)偽書ゲッターロボダークネス 2 (ジェッツコミックス)
(2011/01/28)
西川 秀明

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白髪黒コートビジュアル系のイケメンになりました。誰だこいつ。(2回目)年齢設定は10代後半ですから、原典とほぼ同じですね。ちなみに、出自は元革命軍、目的のためには犠牲を厭わない冷静冷徹な性格、並外れた頭脳と身体能力、タガが外れると狂気をむき出しにする危険性など、設定はかなり漫画版に近いものとなっています。アニメ版のようにボインちゃん大好きだったりしません。

主人公のリョウが少年になったためか、見た目的な格好良さはかなり大目に配分されているようです。が、西川版ハヤト最大の特徴は外見ではありません。それは重度のヤク中であること。凶暴な本性を抑え込むため、普段から常人ならば死に至るレベルの精神安定剤をフリスクのように気軽に摂取しています。大丈夫かこいつ。
ゲッターⅡに変形してハヤトメインでの戦闘を行う場合、彼は首筋に薬物を注射します。すると今まで抑圧されていた凶暴性が噴出し、放送禁止用語と奇声を連発しながら超高速攻撃。この時のハヤトはリョウやムサシの制止にも耳を貸さず、阻むものは仲間であろうと市民であろうと殺そうとするバーサク状態です。大丈夫じゃなかったこいつ。



③ムサシ(原典では巴武蔵)・・・3巻表紙
偽書ゲッターロボ ダークネス 3 (ジェッツコミックス)偽書ゲッターロボ ダークネス 3 (ジェッツコミックス)
(2011/10/28)
永井豪

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原典では気は優しくて力持ち、本編のギャグ要員と癒し要員を兼ねた愛すべきデ・・・体格のいい少年にして登場=シリーズ後半での死亡フラグの武蔵でしたが、なんと緑髪ツインテールの美少女になりました。誰だこいつ。(3回目)しかもチームゲッターの達人艦長と相思相愛フラグ立ちまくりです。乙女なムサシちゃん可愛い。

もう比較するのが馬鹿馬鹿しいほどに相違点しかありませんが、リョウやハヤトが超人的な身体能力を有し、常識もあまり無いエキセントリックなタイプであるのに対し、唯一常識的である点は原典と同じです。あと、本作ではミチルさんがいないので貴重なお色気要員でもあります。ありがとう西川先生。



このように、メイン3人ともオリジナリティ溢れる斬新な改変を加えてありながら、3人の仲間としての絆や根本的な性格などは原典としっかり地続きになっており、旧来からのファンも新しいファンももれなく楽しめるエンターテイメントになっています。
勿論、ロボットアクションは太い描線と石川賢リスペクトの擬音で大迫力。躍動感に富んだ戦闘シーンは流石アニメーター出身者といったところでしょうか。
ちなみに、本作はヤングアニマル系列掲載とあって、エログロ描写満載です。苦手な方は要注意。

ゲッターロボの「本気の偽物」、読んでみてはいかがでしょうか?

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